奇しくも2月25日のエントリーに書いたとおりの展開になっている。

<韓国大統領>3・1演説 戦後補償補完で政府の努力表明



【ソウル堀山明子】韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領は1日、日本による植民地支配に抵抗する「3・1独立運動」の86周年記念式典で演説した。

盧大統領は、日韓国交正常化40周年にあたり1月、戦後補償責任は韓国政府にあるとの政府見解を示す日韓条約関連文書の一部を公開したことに関連、「被害者としては、国家が国民の個人請求権を一方的に処分したことは納得しがたいだろう」と述べ、当時の朴正煕(パクチョンヒ)大統領の姿勢は過ちとの認識を示した。

そのうえで被害者補償を補完する対応策について積極的に努力する政府の姿勢を強調し、日本に対しても「法的問題以前の人類社会の普遍的倫理、隣国間の信頼問題との認識を持って積極的な姿勢を見せてほしい」と協力を求めた。


はぁ?
法的問題以前の人類社会の普遍的倫理、隣国間の信頼問題との認識???
残念ながら日本は韓国とは違い『法治国家』である。

韓国においては、日帝強制占領下反民族行為の真相糾明に関する特別法に見られる法の遡及効が行われ、大統領が憲法違反を認定されても弾劾されずIAEAに申告しないまま核開発を行うなどの条約違反をしても、普通の行為であるかもしれないが。


また、盧大統領は「過去の歴史問題を外交的な争点にしないと公言してきた考えは今も変わりない」とする一方、歴史問題の克服には「日本政府と国民の真摯(しんし)な努力が必要」と訴え、「過去を真相究明して謝罪、反省し、賠償することがあれば賠償し、和解すべきだ」と述べ、日本の追加措置を求めた。


歴史問題の克服には、「韓国政府と国民の真摯な努力が必要」であろう?

証拠もないままに妄想に基づいて戦後60年間日本を非難し、天皇、首相を始めとする謝罪を受け入れず、金を貰って反省もせず、国民に条約を隠して個人賠償を行わず、和解していないのは韓国のせいである。

おまけに立証責任まで放棄するのであろうか?

無いものは謝罪も反省も賠償もできるはずが無い。
では日本が「過去の真相を究明しましたが、謝罪も反省も賠償も行う必要性が皆無でした。」と言えばどうなるか。
反日教育に染められた馬鹿な韓国民は興奮し、日本に対して怒りをぶつけるだろう。

逆に2月25日のエントリーに書いたとおり、彼等の妄想に基づく自慰行為を、無批判に手伝い、彼等の故無き被害者意識と自尊心を、「優しさ」や「思い遣り」を以て満足させてやるとしよう。

では、どれほど「優しさ」や「思い遣り」を与えれば満足するのか。
今までの韓国の行ってきた言動を見れば、それは際限が無いと言わざるを得ない。

1993年金泳三大統領曰く、「日本に物質的補償は求めない」
1998年金大中大統領─過去問題は終える「謝罪は一度でいい」
これらについては、当時の金泳三大統領、金大中大統領の姿勢は過ちとの認識を示すのだろうか?
 
さすれば、これから時が過ぎれば、盧武鉉大統領の姿勢は過ちとの認識を、時の大統領が表明するに違いない。
日韓共同宣言で謝罪の文言を入れ、IMF韓国に金を貸したのはどの国だと思っているのか?

韓国とは過去そんな国であったし、またこれからもそうあり続けるだろう。
本気で忘れているのか、本気で馬鹿なのかは分からない。

では日本はどうすれば良いのか?
 
簡単である。
丁重に無視すれば良い。
一人で勝手に踊らせておけばいいのである。



日韓政府間の過去の清算は、国交正常化した65年の日韓条約で外交的には決着済みだが、交渉過程では戦争国としての「賠償」を要求する韓国と、植民地支配の「補償」に代わる経済協力に応じるとする日本が対立。事実上、日本の主張が通ったため、韓国内では、65年の日韓条約は謝罪と補償が不十分として再交渉を求める世論が高まっている。


朝鮮とは戦争をしていない。
サンフランシスコ平和条約においても、韓国は戦勝国とは見なされていない。
当然「賠償」も発生しない。
李承晩ラインによって日本の漁民3,929人を人質に取られたままの交渉で、日本が大幅譲歩しなければならなかった時代の条約が不満ですか?


盧大統領は「国交正常化自体はやむを得ないと考える」として再交渉はしない考えを示した。しかし、日本政府と国民に対し「賠償」との強い言葉で対応を求めたのは、日韓条約締結時の不十分な点を補う責任は日本にもあるとの認識に基づき、法的制約を超えて日本が自発的に戦後補償の補完を検討するよう促す狙いがあるとみられる。


日本の提示した個人賠償を拒否したのは、何処か?
韓国政府ではないか。
 
法的制約を回避して、民間補償である「女性のためのアジア平和国民基金」の事業を拒否させたのは、何処か?
韓国政府ではないか。
 
自らの責任を放棄し、日本に目を向けるような姑息な手段を弄する国と、友好など築けると思っているのか?


演説は、冒頭で「韓日2国は北東アジアの未来をともに開く運命共同体だ」と日韓の協力関係を強調。フランスがナチス・ドイツに協力した自国民を処分する一方でドイツとは友好関係を回復した例を挙げ、「わが国民もフランスのように寛大な隣国として日本とともに歩みたい」と自制と和解を呼びかけた。


日本と朝鮮半島の関係は、ドイツとフランスの関係ではない。
せいぜい、ドイツとオーストリアの関係である。
日中戦争を始めとする大戦の加害者でありながら、何を被害者ぶっているのか?
オマケに日韓基本条約で、両国間の請求権は完全かつ最終的に解決されているではないか。

結局は、過去史糾明と日韓基本条約の関連文書公開という、政敵である朴大統領の娘を追い落とすための政策によって、韓国人の感情に火がつき、鎮火できなくなっただけの話。
故に日本に、面と向かっては言えないのである。

人質を取られながらも、韓国人の性情を見越したかのような条約を締結した先人に、敬意を捧げたいとすら思う。